協会理事からのメッセージ

皆様こんにちは! 私たちは、一般社団法人日本ペット共生推進協会と申します。

私たちはドッグトレーナーとして日々犬のしつけと向き合いながら、同時進行で人とペットとの幸せな共生を目指して日々活動している団体です。

ペットブームと言われ、年々飼育頭数が増える日本ではありますが、実は欧米と比較すると法制度、社会環境、ルール、個々の動物への認識など、かなり遅れていると言わざるを得ません。一部では「ペット後進国」とも囁かれます。

大切なペットの命を「物」としてしか扱われない日本の法制度、ペットを飼う/捨てるハードルの低さ、命の価値よりも儲けを優先する流通あり方、犬の本能やニーズを無視した飼育、飼い主教育・啓発の環境の未発達など、様々な点において、人とペットがともに幸せに暮らすことができる「共生」の実現にはまだまだ長い道のりがあります。

私ども日本ペット協会推進協会は、そんな今の日本において、一歩でも「共生」といえる環境に近づけるために、様々な取り組みをしています。

トイレのしつけ専門家の育成「ドッグトイレッターズ」の育成はその中の一つです。

▼ドッグトイレッターズ資格制度を立ち上げたきっかけ

私たち(写真右:代表理事 飯嶋志帆、左:理事 西川明宏)が長きに渡りドッグトレーナーとして活動する中で、愛犬のトイレのしつけで悩む飼い主さんが大変多いことを痛感しています。統計では、実に飼い主さんの72%が愛犬のトイレのしつけで悩んだことがあると回答しています。(株式会社ハリオ商事 2022年調査)

私(飯嶋)はアメリカで訓練士の資格を取得しましたが、海外ではトイレのしつけの悩みはあまり聞きません。では、なぜ日本ではペットのトイレのしつけに失敗してしまう飼い主さんがこれほどまでに多いのでしょうか? 

それは、犬にとって、室内で排泄をするのは自然なことではないからです。本来、犬は生活のスペースでは排泄せず、屋外に出て排泄をするのが本能として備わっている動物なのです。犬は、生活の場所では排泄「したくない」動物なのです。また、猫のように決まった排泄場所に「排泄をしに行く」本能も備わっていません。

しかしながら、日本では住環境の特徴から室内の特定の場所で排泄をすることが求められます。本能に逆らったことを教えなければいけないため、それはとても難しいことなのです。屋外で排泄させることが一般的な海外に比べて、日本のトイレトレーニングはハードルが高いことが分かると思います。生活の場所である屋内で、しかも特定の場所で排泄をさせるためには、犬の本能を理解した上で教えなければ成功へは導きにくいのです。

しかしながら、多くのペットショップでは、子犬の販売の際に「ケージにトイレとベッドを入れておけば自然に覚えますよ」と案内しています。これは大きな間違いです。ケージの中ではトイレシーツで排泄できていても、それはベッドを汚したくないからシーツでしているだけで、その場所を排泄場所と認識している訳ではないのです。ケージから出た時に排泄場所が分かることとは全く別なのです。

このようなトイレトレーニングをしながら、「赤ちゃんだから失敗しても仕方がない、そのうち覚える」と悠長に構えていて、大人になってもトイレを一向に覚えない・・・という悩みを抱えている飼い主さんが後を絶たちません。 

犬のトイレの失敗は、その回数が多ければ多いほど、定着してしまいます。時間が経てば経つほど、直しにくくなっていきます。

その結果、犬の自由を制限せざるを得なくなったり、犬を可愛いと思えなくなってしてしまう飼い主さんが多い現実を、私たちはあまりに多く目にしてきました。犬の一生は短いとはいえ、来る日も来る日も犬のトイレの失敗の掃除をしなければならない生活を強いられると、犬を飼ったことを後悔してしまうことも珍しくありません。

「可愛いんだけど、トイレのしつけが出来ないんだよね」。そんな話を友人から聞いていたら、これから犬を飼おうとうする方も不安で仕方がないはずです。

私たち日本ペット共生推進協会は、「トイレの失敗」という問題が、これから犬を飼おうとする方が諦める理由になってほしくないですし、すでに飼った方の犬との幸せな生活への障害にもなって欲しくないのです。犬が大好きで、犬との素晴らしい生活を夢見て新しい生活をスタートさせた飼い主さんと、飼われた犬たちの双方が最大限幸せになってほしいと切に願っています。

そんな思いから、私たちは、日本ではまだまだその存在が少ないトイレトレーニング専門の訓練士「ドッグトイレッター」の育成を開始します。犬と飼い主さんの救世主として、たくさんのトイレッターが活躍して日本の飼い主さん・犬の幸せに貢献できますように。

▼皆様へのお願い

私たち日本ペット共生推進協会では、「ドッグトイレッター」の資格を作り、普及させる活動をすべて自己資金で実施しています。しかしながら、自己資金だけでは、ホームページの作成、決済管理方法の導入、教材の制作(動画、テキストなど)を行うだけで底を尽きてしまいます。

実際の普及には、Instagramでの広告や、googleなどの検索サイトでの広告など、様々は販促活動やプロモーションが必要となります。そのため、私どものこの活動にご賛同いただける皆様より、普及活動費用のご支援を賜りたいと思います。是非ともこの活動に皆様のご支援を頂戴できますと幸いです。活動費用のご支援いただけます方は、下記リンクボタンよりご連絡をお願いいたします。

皆様からのご支援お待ちしております。

▼Ready Forのクラウドファンディングにご協力いただける方

▼直接ご協力いただける方

▼当協会について

団体名:一般社団法人日本ペット共生推進協会
所在地: 静岡県袋井市村松2463
代表理事:飯嶋志帆  理事:西川明宏
連絡先: info@dogtoiletters.com